越谷市増森地区に観光農園「越谷いちごタウン」が1月4日オープンした。越谷市がハウス施設を整備し、市内のいちご農家による越谷いちご団地生産組合(木村友和組合長)が運営するもので、手軽にいちご狩りが楽しんでもらい、市の観光資源にするのが狙い。首都圏の中でも都心に近い立地条件から多くの来園が期待されている。
オープン初日は子供連れなど大勢の家族が訪れ、「おいしい」「甘い」などと歓声をあげ、新鮮な取れたてのいちごを満喫していた。中には練乳を持参した家族もいて、一味違う越谷いちごを味わっていた。
ハウス内には「紅ぽっぺ」「章(あき)姫」「彩のかおり」「とちおとめ」「かおり野」「やよいいひめ」の6品種が高設栽培されている。「彩のかおり」は埼玉県独自の品種。大粒で甘みのある良品で贈答品に適しているが、採算性に難があり栽培者がほとんどいなくなるなど消滅が懸念されていた。市内のいちご農家が「絶やしてはいけない」と復活に取り組んでいる。
越谷いちごタウンは、越谷市が地権者の協力を得て19,000uの農地を集積、ハウス8棟(1棟1,284u)を建設した。事業費は2億4,991万円(国・県補助金1億円、市1億4,991万円)。
開園期間は1月から6月上旬(定休日なし)。開園時間は午前10時から午後3時まで。1時間食べ放題の料金は、小学生以上2,100円(4月8日以降1,600円)、3歳以上就学前まで1,200円(同1,000円)。1パック約500円で販売もしている。 |
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いちご狩りを楽しむ家族連れ |
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休憩スポットもよういされている |
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