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2016.7.25(月)
新庁舎建設工事で入札を公告~吉川市
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吉川市は7月20日、新庁舎の建築工事を一般競争入札(事後審査型)で行なうと公告した。新庁舎建設は昨年2月の市長選の大きな争点となり、当選した中原恵人市長は大幅な見直しを訴えていた。市長キャラバンで市民の声を聞いたほか、規模の縮小や設計見直しを進めていた。完成は2018年3月を予定。 |
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前市長時の計画と比べ、①建物の免震構造を耐震構造に変更②市民サロンなどの市民活動スペースを止め延べ床面積を約1,000㎡削減――したことなどで、概算事業費を48億1,700万円から38億9,000万円に減額した。今回の実施設計では隣接する市民活動交流センター「おあしす」との間に渡り廊下を設ける。 |
新庁舎は鉄骨造り3階建てで延べ床面積7,508㎡。入札は、建築工事(予定価格23億2,632万円)、電気設備工事(同5億8,881万円)、機械設備(同7億6,096万円)の分割=いずれも消費税込。このほか太陽光発電設備、外構工事、付属棟工事、植栽工事は別途発注する(合計の概算事業費は約1億5,600万円)。
東洋ゴムの免震偽装で計画中断
同市の新庁舎建設は事業費が当初の5割増しにも達する50億円以上となり批判が噴き出た。このためデザイン性や装飾を削ぎ落とす見直しを行い48億円台に減額した。前市長の任期満了直前に建築確認申請を済ませた。
ところが直後、東洋ゴム工業の免震テスト偽装が発覚、同社の製品を採用していた新庁舎建設事業はストップした。
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